カンディル
カンディルはアマゾン川に生息する淡水魚で、簡単にいえばナマズの仲間です。そのため現地では「人食いナマズ」とも呼ばれています。カンディルはとても獰猛で、積極的に獲物へ襲い掛かるため現地ではピラニアより恐れられているそうです。それもそのはず、カンディルは獲物の大小問わず襲ってくるうえ、肉を食いちぎったり穴という穴から体内に潜り込んだりして内臓から食われてしまいます。
カンディルによる有名な事件といえば、1981年のサントス号事件。当時サントス号は運行中に故障してしまい、アマゾン川で沈没してしまいました。乗っていた乗客のうち180人は無事だったものの、200人以上がカンディルの犠牲になったと言います。死因は内臓を食い破られたことによるショック死が大半でした。見た目は普通の魚なのに…恐るべし。